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1987年『アクトレス』ACT RESS / 山下久美子

布袋寅泰率いるバックバンドの勢いのある名演ライブ盤

山下久美子 アルバム POPリリース後のライブアルバム ACT RESS (アクトレスこれはリリース当時から愛聴盤でかなり気に入っています。
同年リリースのスタジオアルバムの POP ももちろんですが、布袋寅泰プロデュースの時期でシンプルなバンド編成ライブならではの疾走感が詰まった全10曲、1987年の有明コロシアム日本武道館公演の2か所でのライブパフォーマンスから編集されたライブアルバムです。


本家 BOØWY(ボウイ)の1986年に発売されたライブアルバム “GIGS” JUST A HERO TOUR 1986 にも似たサウンドでまさに“GIGS” 山下版といったところ。
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GIGSのほうも複数個所でのライブ収録を使用したライブアルバムだったし、 レコーディングエンジニアとしてクレジットされている MichaelZimmerling (マイケル・ツィマリング) が、このACT RESS もミックスを担当しあの時代のあの音になっています。

気になるバンドのサポートメンバーですが、有明公演のほうが山下&布袋に加えベースに松井常松、ドラムに古田たかしの3ピースでボウイスタイルのシンプルなトリオ編成、
日本武道館公演がベースに浅田孟、ドラムの山木秀夫に加え、キーボード&マニピュレーターに松武秀樹、さらに中西俊博クインテットが弦で参加。
10曲中アルバム POP と前作 1986 から4曲づつとほか2曲、どの曲がどちらの公演の音源かという記載は所有している87年のオリジナル盤にはありませんが、CDでいう4曲目 抱きしめてオンリー・ユー、10曲目 FLIP FLOP & FLY は明らかに弦が入っておりストリングス・アレンジを中西俊博が担当しているのでこの2曲と、曲中バイオリンソロのある9曲目の 笑ってよフラッパー は武道館公演と思われます。
1曲目の WHY? の前にもストリングスが入っていますが、別のテイクを繋ぎ合わせているかもしれません。
またシンセ音はライブ演奏ではなくテープを使用した同期トラックの可能性もあります。
いずれにせよ冒頭の WHY?、ANGEL BEAT、後半の Rock me Baby などはこのライブ盤を聴いた後だとオリジナルのテンポが遅く感じてしまうし、基本3ピースでのライブアレンジがシンプルで心地いい。

しばらく入手しづらい状況が続いていましたが、2020年にはこのライブアルバムを含む布袋寅泰プロデュース作品が最新リマスタリングで再発されているようです。
機会があったら購入してみようかなと思いますが、なんとサブスクでもこの2020リマスターが解禁されており簡単に無料でも聴くことが出来ます。

この翌年のアルバム Baby alone の参加メンバーでのツアー公演のライブアルバム stop stop rock'n'roll を1989年にリリースしてますが、どちらかというとこっちのACT RESS (アクトレス)のほうがシンプルな音で好きです。

山下久美子 / ACT RESS (アクトレス)(1987)収録曲
  1. WHY?
  2. ANGEL BEAT
  3. REINCARNATION
  4. 抱きしめてオンリー・ユー
  5. Lilith(British Fantasy)
  6. LOVE & PEACE
  7. Rock me Baby
  8. SINGLE
  9. 笑ってよフラッパー
  10. FLIP FLOP & FLY

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