1987年『パール・セカンド』 PEARL SECOND / PEARL(パール)
勢いのあった初期PEARL
ラグビーW杯日本代表はサモア下して開幕3連勝です!
さてさて本日ご紹介するアルバムは『PEARL SECOND』 1987年9月発売
1987年初期の4人でのデビューアルバムからわずか8か月後に発売された2ndアルバム です。
CBSソニーからのデビューでしたので当時はEPICを含めソニー系いいバンドが多いなと思っていました。
この初期パールはボーカルの〈田村"SHO-TA"直美〉とドラムの〈宮本"HONEY"ひろ美〉という二人の女性メンバー+ギターとベースが男性メンバーという男女半々の構成でしたが、ギターのKAZUYAこと〈大橋イサム〉(現在は"大橋勇武"表記)は、当時日本のフュージョン界で人気のあったバンド、ザ・スクエアの超絶テクニカルなギタリスト〈安藤まさひろ氏〉が講師を務める音楽学校出身ということで注目されました。
友人がスクエア好きだったのでこのパールの曲もよくコピーしていました。
このアルバムのあと『E=MC2』というミニアルバムまではギターを担当していましたが、その後脱退しています。
当時から思っていました。間違いなく音楽性の違いだったと。
バンドのスピード感あるけど骨太なストレートなロック感とは、ちょっと違うスタイルのギターだったかなと思います。
このアルバムの中ではGold Rush、Rock and Blues Woman、Pearl、Stillなどが代表曲。
Gold Rushの歌詞の中の「お前の中に眠ってたまだやれる力を掘り起こせ!」など女性ボーカルバンドにしては、ストレートでメッセージのある日本語詞が多いです。
曲によっては女性目線ではなく男っぽい歌詞も魅力です。
Gold Rush はアルバムオープニングに相応しいノリのよい曲で好きでした。
イントロのギターのアーミングがサイレン音に聞こえ、何かこう動き出す(動き出さなきゃダメ)な感じが曲の勢いと共に伝わってくる曲です。
ギターワークは当時のバンドブームの中ではちょっとテクニカルなアプローチも多く、実際にコピーしてみても速弾きに近いフレーズもあり少しギターキッズには難解な部分もありました。
当時はNHKの音楽番組やミュージックウェーブのようなライブ特番、TVKでやってた平山雄一のライブトマトで放送した回を録画して良く見てましたね。
『E=MC2』に収録されているアコースティック・レディもブルージーで凄くカッコイイギターが聴けるのでおすすめです。
現在はこのミニアルバムEP(8センチCDシングルに4曲入りで発売された)は再発されておらず、パールのベスト盤などで聴くことが出来ます。
配信では見つけることが出来ませんでした。
このEPのタイトル【E=MC2】質量とエネルギーの関係を示す等式(エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗)で、ほかのアーティストも曲や作品のタイトルに使っていますね。※山口百恵やマライア・キャリーなど
新生PEARL と言われる後期のカーマイン・アピスやトニー・フランクリンをメンバーにしたアルバムも持ってますのであとで紹介したと思いますが、その前に名盤のファーストかな?