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1994年『モトリー・クルー』Motley Crue / モトリー・クルー(Mötley Crüe)

1994年のバンド名をタイトルにした6thアルバム

NETFLIXで公開された伝記映画 ザ・ダート: モトリー・クルー自伝も話題な Mötley Crüe(モトリークルー)

オリジナルアルバム9枚のうちのバンド名をタイトルにした1994年のアルバム Mötley Crüe の輸入盤CDです。

Elektra – 61534-2

バンド最大のヒット作となった1989年のモンスターアルバム Dr.Feelgood (ドクター・フィールグッド) のあと、バンドのお騒がせ看板ボーカルのヴィンス・ニールが脱退(実質クビ)

このアルバムはボーカルに全くヴィンスと違うスタイルのジョン・コラビを迎え制作されました。

ラウドな当時の流行りのオルタナグランジ風の楽曲と、ジョンのハスキーなボーカルでとにかくカッコイイのですが、それまでのモトリーのイメージ「ハイトーンボーカルのパーティー・ロック」派手なステージというのとは真逆すぎて、いまいち受け入れられなかった感が強い。

当時は千葉テレビのミュージックビデオ垂れ流しの時間帯(朝から日中にかけ)があり、そこでミュージックビデオが流れたりしていて個人的には気に入っていたのですが。

初期の2枚のメタルヘアーロック、以降のパーティーロック、グラム感もよいのですが、これはこれですごくいいアルバムで当時からよく聴いています。

1曲目のPower To The Music(パワー・トゥ・ザ・ミュージック)から、ギターのヘビィなリフと叩き付けるようなドラミング、特にこのアルバムでのドラムのミックス音はかなり好きな音です。

Hooligan's Holiday(フーリガンズ・ホリデイ) もそうですが、楽曲の良さもありアルバム通して聴いていても捨て曲の無い作品だと思うのです。

おそらくですがこのジョン・コラビはソングライティングの面でも才能があったのではないでしょうか。

結果的にはモトリークルーにはボーカル&ギタースタイルは合わなかった。

いやこのアルバムだけを聴いた人には先入観無いのでこのカッコよさがわかるはず!

フーリガンズ・ホリデイなんて当時ビデオ初めて見たときイントロからやられましたよ。
まさかクレジット見るまでモトリー・クルーだとは思わなかった。


Mötley Crüe-Hooligan's Holiday

所有しているこの作品の輸入盤は、ジャケットのロゴデザインが黄色でしたが、日本盤は赤いロゴでボーナストラック3曲収録でした。

最近では赤いロゴジャケットしか見かけないので統一されているのかな?

発売から長く聴き続けている作品です。

シングルカットされた曲が3曲あります。

ボーカルは絶叫シャウト系ですが”Smoke The Sky”(スモーク・ザ・スカイ)が、唯一ドライブ感のある旧モトリーに近いサウンドです。