アメリカが誇るサザンロックの大御所
オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)の名盤『ブラザーズ&シスターズ』オリジナルは1973年ですが、こちらは輸入盤CDで2006年の再リリース盤 (Capricorn Records – UICY-6243)
それでは楽曲や収録内容について少し書いていきます。
前作の『イート・ア・ピーチ』 (Eat a Peach) のレコーディング中にデュアン・オールマン(Duane Allman)が亡くなっており、このアルバムではギタリストはディッキー・ベッツ(Dickey Betts)ひとりですが、“Ramblin' Man”(ランブリン・マン)ではゲスト参加で レス・デューデック(Les Dudek)が見事なツインギターのハーモニーを演奏しています。
またレスは名曲"Jessica”でもアコースティックギターで参加。
このフロリダ育ちのギタリスト、レス・デューデックは1976年にはソロでアルバムを発表していて、こちらでも凄腕のギターを聴かせます。
1973年の『ブラザーズ&シスターズ』レコーディング当時はまだ20歳だったようですね。
ソロアルバム『レス・デューデック』は76年だから、それでもまだ23歳ということになります。
これはかなりのテクニック。
okmusic.jp
さてこの1973年のオールマン・ブラザーズ・バンドですが、バンド自体がツインドラムでさらにこの頃はキーボードも二人体制というラインナップ。
結成当時の中心メンバーのデュアンが他界したあとのこのアルバム『ブラザーズ&シスターズ』では、ベーシストのベリー・オークリー(Berry Oakley)もこのレコーディング中に同じようにオートバイの事故で亡くなられています。
メンバーの不幸もあり入れ替わりの多いバンドです。
The Allman Brothers Band - TOWER RECORDS ONLINE
初期の泥臭さが無くなり軽快なカントリー色の強いアルバムですが個人的に好みです。
前年の72年のライブ映像ではギターはひとりでハモリの部分はピアノで補っていました。
後半のソロはハモリが無くて少し寂しいですね。
ここでのベース演奏はアルバム完成前に亡くなったベリー・オークリーです。
1976年にはいざこざがあり一度解散しますが、2年後には新たなメンバーも加わり再結成。
下のライブはアルバムから6年後の1979年のキャピトル・シアターでのもので、当時加入したギタリストのダン・トレラー(Dan Toler)とのツインギター体制での"Jessica”LIVE映像です。
同じくディッキー&ダンのツインギター体制での1981年“Ramblin' Man”(ランブリン・マン)LIVE映像で、こちらはテンポが速いですが後半のツインギターが気持ちいいです。
下の曲目リストの4曲目までがアナログ盤A面、5曲目からがB面になります。
この時代のアルバムは収録時間も短く、両サイドあわせても40分ありません。
しかも演奏がそこそこ長いので曲数が7曲というアルバムです。※は邦題
Brothers and Sisters / The Allman Brothers Band (1973)収録曲
- Wasted Words ※むなしい言葉
- Ramblin' Man
- Come and Go Blues
- Jelly Jelly
- Southbound
- Jessica
- Pony Boy
Brothers And Sisters / オールマン・ブラザーズ・バンド
FLAC 192.0kHz 24bit レコチョク
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