1996年『オルタ・ネイティヴ』Alter Native / Stevie Salas Colorcode（スティーヴィー・サラス・カラーコード）

スティーヴィー・サラス（Stevie Salas）のソロプロジェクト、Stevie Salas Colorcode（スティーヴィー・サラス・カラーコード）1996年のアルバム『オルタ・ネイティヴ』

オルタナティヴ・ロックとネイティブを掛け合わせたタイトルで、キャニオン・インターナショナルからのリリース

カラーコードとしては1990年の『Stevie Salas Colorcode』、1994年の『Back From The Living』につづく3枚目のスタジオアルバムとなります。

ボーナストラックを含めて11曲入りですが、日本ではこのアルバムに関連した企画アルバムがこのあと2作続きます。

リミックスや未発表曲、CM使用曲などを含むEPの『Alter Native E.P.』と、それらの曲いくつかにさらにシングル曲やライブテイクなどを追加し、オリジナルver.はリマスターを施した豪華盤といえる『Alter Native Gold』の2枚です。

とりあえずここではオリジナルの『Alter Native』について書いていきます。

まずサラスはこのカラーコード名義のアルバムの前に、バーナード・ファウラー(Bernard Fowler)とのロックユニット、ニッケルバッグ (Nickelbag)としてアルバム『12 Hits And A Bump』を制作。

ニッケルバッグ以降はそれ以前のプロジェクトより、さらにラウドでよりハードになった印象もあります。

参加メンバーは基本トリオ編成でカラーコードらしいのですが、ドラムはツアーにも参加していたブライアン・ティッシー(Brian Tichy)に替わって、このアルバムでのドラムは元パール・ジャム（Pearl Jam）のデイヴ・アブラジーズ（David James Abbruzzese）がレコーディング参加。

ベースもT.M.スティーヴンス（T. M. Stevens）ではなく、ダン・リード・ネットワーク（Dan Reed Network）のメルヴィン・ブラノン (Melvin Brannon) と違うメンツが揃い、何曲かを除いてほぼこのトリオで録音されています。

本家アメリカではデビュー以降少し活動が小規模になっていたと思いますが、日本ではまだまだ人気絶頂期で日本先行のアルバムなどのリリースが続きましたね。

そういった兼ね合いもあってか、キーボードで厚見玲衣（Rei Atsumi）も参加しています。

厚見玲衣が1994年まで活動していた木暮武彦とのバンド CASINO DRIVE も、キャニオン・インターナショナルからアルバムをリリースしていたかと思います。

このアルバムからは1曲目の" Break It Out"がリードトラックで、ミュージックビデオもあるのですが、ここに収録されているヴァージョンではなく、『Alter Native Gold』に収録の、Jon X Captain Crunchyリミックスの音源が使われているミュージックビデオなので、紹介は次の機会にします。

このアルバムからはほかにも"May God Bless You"のミュージックビデオも見つけられました。

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