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1995年『12ヒッツ・アンド・ア・バンプ』12 Hits & A Bump / Nickelbag(ニッケルバッグ)

Nickelbag(Stevie Salas× Bernard Fowler)

1995年 ボーカルにローリング・ストーンズのバック・ヴォーカリストとして知られる Bernard Fowler(バーナード・ファウラー)を迎えた Stevie Salas(スティーヴィー・サラス)のロックユニット Nickelbag(ニッケルバッグ) のアルバム12 Hits & A Bump

これは発売当時に御茶ノ水ディスクユニオンHR・HM館で購入した記憶がある国内盤(海外でどの程度流通しているかは不明)。

このユニット名はのちに現れるカナダのロックバンド Nickelbackニッケルバック)と混同されやすいのですが、こちらはbag(バッグ)向こうはback(バック)です。

バーナードはミック・ジャガーとは1985年の アルバム She's the Boss、ストーンズとは1989年の Steel Wheels(スティール・ホイールズ) からバックボーカルを務めツアーにも参加していました。

ニューヨークシティが生んだカルトなブラックロッカー=バーナード・ファウラーと噂の全能ギタリスト=スティーヴィー・サラスのノンジャンル・プロジェクト誕生(CD帯より)

このアルバムでは Hots On For Nowhere(Led Zeppelin)Win(David Bowie)I Don't Know Why(Stevie Wonder)などサラス好みの曲を容赦なくカバーしており、十八番の Too Many Mountain もここでまたセルフカバーをしています。

レコーディングセッション参加メンバーはいつもの T.M.Stevens(ベース)、Brian Tichy (ドラム)らに加え、ストーンズ繋がりでべーシストの Darryl Jones(ダリル・ジョーンズ)さらに本家から大御所 Ron Wood(ロン・ウッド)まで参加、しかもロンはツェッペリンHots On For Nowhere のカバーでスライドギター弾いています。

Hots On For Nowhere と Hit It And Quit It は当時よく東京のFM局 J-WAVEでも流れていましたし、アルバム発売に伴う来日の際にも深夜帯の音楽番組で紹介されたりしていました。

翌年の Stevie Salas Colorcode名義のアルバム「Alter Native」に繋がるへヴィなサウンドで、サラスのハードな部分が好きな人にはこのアルバムはいいかもしれません。

ライナーノーツはキャロル久末クリス・ペプラーJ-WAVEナビゲーターコンビによるもの。

Nickelbag - Hit It Quit It ミュージックビデオ

アルバムより Hit It And Quit It (ヒット・イット・アンド・クイット・イット)のミュージックビデオです。

カバーが大好きなサラスが挑戦したのは Funkadelicの1971年のアルバム「Maggot Brain」から本家よりも相当へビィに仕上がっています。

この曲のミュージックビデオが作られていたのも驚きですが、なんとロケ地は日本のようです。


このユニットは結局アルバム1枚の短命に終わりましたが、ユニット好きのサラスは2017年にB'zの稲葉浩志とのユニット「INABA / SALAS」でアルバムリリースしており、その際はバーナードがバックグラウンドボーカルで参加したりしています。


12 Hits & A Bump - Nickelbag収録曲リスト

1.Love Song (All Up In My World)
2.Hit It & Quit It
3.Grow
4.I Will
5.Indanee
6.Turning the Other Way
7.Too Many Mountains (Big Daddy Mix)
8.Hots on For Nowhere
9.Win
10.Repetition
11.Indanee (Reprise)
12.Soul Search (Mother Mix)
13.Don't Know Why I Love You (Bump Track)
14.Soul Search (Bonus Bump/Nicklebag Mix)

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