1993年『エクスポーズド』Exposed / Vince Neil(ヴィンス・ニール)
1993年発売ヴィンス・ニールのソロ第一弾
Mötley Crüe(モトリー・クルー)のボーカリスト、Vince Neil(ヴィンス・ニール)が一時モトリーを脱退していた(いや解雇された)頃の作品で、ギターの相棒にはSteve Stevens(スティーヴ・スティーヴンス)が参加。
スティーヴも Exposed ではヴィンスから「好きなように弾いていい」と言われたらしく、どの曲もギターが前面に出たアレンジでギターソロの尺も一般的な長さより異常に長い!1曲目のLook in Her Eyesとかめちゃカッコイイです。
このCDは輸入盤で発売当時に渋谷宇田川町のディスクユニオンで購入。
当時スティーヴ・スティーヴンスは元ハノイロックスの Michael Monroe(マイケル・モンロー)と結成したバンド Jerusalem Slim (エルサレム・スリム ) で1stアルバムを発売しようとしていたタイミングでしたが、ヴィンスは強奪ともいえる(推測)引き抜きをし、スティーヴはレコーディング直後に脱退、ヴィンスと合流したスティーヴはこのアルバムExposedを完成させ1993年に発売。
一方事実上スティーヴが途中放棄したエルサレム・スリム はアルバム発売前に解散、マイケルやハノイ人気の高い日本では曲数的に未完成と思われるアルバムが1992年に発売されました。
こちらのエルサレム・スリムも、ヴィンスのアルバムとカラーは違いますが意外にも名曲揃い。
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ギターは何処かExposedのウォーミングアップ的なプレイにも感じられますが同時期にこれだけの引き出しの多さには脱帽です。
エルサレム・スリムよりもさらに突き抜けたギタープレイがこのExposedでは思う存分に聴くことが出来ます。
こっちはEPシングル Sister Of Pain こちらも輸入盤、当時お金なくて輸入盤チョイス多かった時期です。
こちらには日本盤のエクスポーズド+2に追加収録されているロッド・スチュアートのカバー「スーパースターはブロンドがお好き」ラモーンズのカバー「アイ・ワナ・ビー・シディテッド」が収録されていたのでのちに中古で購入しました。
カバーでいうとアルバム収録の Set Me Free (オリジナル SWEET) もイントロで凄まじい高速フィンガリングと長尺ギターソロを聴かせてくれます。
ツアーの日本武道館公演(1993.9.24)へ行きましたがギターばかり見てしましました。
ちなみにその次の来日公演では違うギタリストがツアーに参加していましたが、少しスティーヴと比べると微妙でした。
Sister Of Pain / Vince Neil ミュージックビデオ
ヴィンスはこのアルバムでモトリー時代の人気をそのままにワールドワイドに活躍。一方2度もヴィンスにしてやられたマイケルは不遇の時代を送ります…
マイケルのソロ公演(1992.10.18)もNHKホールに観に行きましたがリリースしたばかりのエルサレム・スリムの曲は1曲も演奏しませんでしたし。
一方ボーカリストのヴィンスを解雇した本家 Mötley Crüe (モトリークルー) のほうは後任のVoに John Corabi (ジョン・コラビ) を迎え、ヴィンスに遅れること約1年後の1994年3月にバンド名をタイトルにした6thアルバム "Mötley Crüe をリリース。
ヴィンスとは違いこちらは路線変更した意欲作となっています。
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意外にも全米No.1 となったモトリーの Dr. Feelgood の路線に近いアルバムは、バンドを解雇になったほうのヴィンスのこのソロアルバムじゃないかなと思います。
Exposed / Vince Neil(1993)収録曲
- Look in Her Eyes
- Sister of Pain
- Can't Have Your Cake
- Fine, Fine Wine
- Edge
- Can't Change Me
- Set Me Free
- Living Is a Luxury
- You're Invited (But Your Friend Can't Come)
- Gettin' Hard
- Forever
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