1999年『ソル・パワー』Sol Power / Stevie Salas Colorcode（スティーヴィー・サラス・カラーコード）

Stevie Salas Colorcode（スティーヴィー・サラス・カラーコード）日本でのレア曲コンピレーションアルバム『Sol Power』（1999）

このジャケットのCDは韓国で1996年に『Seoul Power』というタイトルでCDが出ていますが、国を変え曲を変え曲が入れ替わった日本では『Sol Power』という紛らわしいタイトルで3年後の1999年発売されています。

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1996年の韓国でのリリースのあと日本では次のカラーコード名義でのアルバム『The Sometimes Almost Never Was』が1998年にリリースされ、そちらのほうの楽曲リミックスやレアテイクに、韓国盤『Seoul Power』のみ収録だった曲や、ドイツ盤のレア集『Viva La Noise』などに収録の、おもに日本で未発表だった曲を追加した完全ファン向けの内容になっています。

日本リリースの物しか聴いていない人には、17曲中9曲が日本未発表とかなりレアなテイクが多いです。

それにしてもなんでまた同じ写真を使い、尚且つ微妙にタイトルをもじった『ソル・パワー』なんてタイトルでリリースしたんですかね？

3年も経ってるんだし内容も違うので、いっそのことジャケットもタイトルも全然別の物でも良かったような気がしますが。
（ジャケットのデザインに関してはライナーでも触れられていない）

このアルバムも1枚のCDですが、1～7までがWild Side、8～12がMild Side、そして13～17がLive Sideと大きく分けており、今回はWild Sideの最初だけレコードのプチプチノイズが入っています。

ハードな部分、アコースティックなメロウな部分、そしてライブのエネルギッシュな部分と、それぞれ網羅したベスト的な内容ですが、手の加えたリミックスが多くなってしまい散らかった印象があります。

でも個人的には＂Kickback＂のThe Homer Bionic Booty Mix（ザ・ホーマー・バイオニック・ブーツィー・ミックス）は原曲を崩してなくて好きです。

＂Cover Me In Noise＂もオリジナルが少し地味だったので、このぐらいがちょうどいいかもしれません。

冒頭の4曲＂Kickback＂、＂Brack It Out＂、＂Moving Through Sound＂、＂Cover Me In Noise＂とつづく流れは、まさにこの時期の真骨頂サウンドの連続攻撃！

付属のライナーにはこの＂Cover Me In Noise＂The Homer Rocktronique Re-mix（ザ・ホーマー・ロックトロニック・リミックス）が世界初CD収録と書いてありますが、USG Records（ドイツ？UK？）から出ている『Viva La Noise』のほうにもこのMIXが収録されているらしく、そちらは1998年発売なので間違ってるかもしれません。

『Alter Native』以降は日本のキャニオン・インターナショナルからのリリース（販売はポニーキャニオン）が続いていましたが、この『Sol Power』が最後になり次作からはレコード会社移籍となります。

Sol Power / Stevie Salas Colorcode（1999）収録曲

※はCD初収録
◎印は日本盤『Alter Native Gold』収録
◇印は日本盤『Sometimes Almost Never Was』収録
◆印はドイツ盤『Le Bootleg / Live In Paris』収録
▲印はドイツ盤『Viva La Noise』収録
△印は韓国盤『Seoul Power』収録