1987年『PERSONZ』 / PERSONZ(パーソンズ)
1987年9月21日 メジャーデビューアルバム発売
今ではブログより簡単なSNSの方が主流で今必要な情報はツイッター検索が便利ですが人によってはよりコアな情報を欲しがっているのではないかと思い、ブログ中心で発信しております。
さて2019年の今日もブレずに古い音楽レビューでPERSONZ(パーソンズ)のファーストアルバムを紹介しましょう。
ボーカルのJILL(ジル)さん、久しぶりに見るとJUJU(ジュジュ)さんのようです。
このバンド名がタイトルのメジャー1stアルバムは1987年発売。
これは発売当時にCDで購入してとにかくよく聴きました。
これより先に2枚のミニアルバムのLPレコードがインディーズから発売されておりこれは友人が所有しておりカセットテープに録音したものをよく聴いていました。
なのでこの1st初めて聴いたときはCDだったのもあり「とにかく音がいい!」ギターの音の分離もよく聴きやすいアルバムでした。
何度も繰り返し聴いたな。
編成上ギターを中心としたアレンジでどちらかというと繊細な細かいところまでギターで奏でられていてアレンジもそうですがエフェクターの使い方などもかなり勉強になりました。
ライブアレンジでは1本のギターで演奏されますがアルバムのレコーディングではパートごとに細かくオーバーダビングされ、ギターアンサンブルのように凝った録音のされ方をしております。
Burnin' With Love などは 左右のトラックにツインギターのように交互にカッティングのフレーズが飛び出してくるようなミックスがされています。(上のスポティファイの試聴リンクではサビ部分なので分りづらいので是非1曲通して聴いてみてください)
シングルコイルの綺麗な音色を細かくイコライジングしコーラスやディレイといったエフェクトを多用した本田毅 独特のギターの音色がたまらないです。
1曲目の Midnight Teenage Shuffle からPERSONZらしい正確なビート感とともにそれぞれ楽曲のメロディの良さもこのバンドの魅力です。
それにしてもメンバーみな正確なリズム感だなと改めて感心。
PERSONZ / Midnight Teenage Shuffle
主に楽曲を手掛けていた2人のメロディメーカー、ギターの本田毅とベースの渡邉貢、このふたり共に優れた作曲センスでどちらか選ぶべと言われても選べません。
本田のLucky Starと渡邉のFreedom Worldというテンポの速いビートナンバーが2曲続くアルバム中盤が一番の聴きどころ。
ここが最高に気持ちいいです。
当時は何度もくりかえし聴き、ギターのコピーをしました。
ここはギタリスト的には本田作のLucky StarをiTunes musicのリンクで紹介しておきます。
このアルバムは無料だとSpotify、定額だとAmazon Prime Music、AppleMusicなどで聴くことが出来ます。
いい時代になったな。本来はCDというフォーマットで聴くのが正解なんだろうけど。
1992年に本田が脱退するまでが全盛期で個人的にもよく聴いていた頃、その後は本田は氷室のツアーギタリストだったり、パーソンズのアルバムには布袋がギターで参加したり、布袋のツアーに渡邉やJILLが参加したり、さらにはボウイの楽曲をパーソンズがカバーしたアルバムを発売したりと同時期に活動していたボウイとは切っても切れない不思議な縁があるバンドです。
ちなみにメジャー2ndからはシングルカットもありヒット曲もありますがこのアルバムの時点ではシングルカットもなくアルバムデビューという形でした。
ですがここに収録された10曲はどれもシングルにしたいぐらいのキャッチー楽曲たちです。
これが発売からもう32年とはビックリです。
CDもこのぐらいの10曲程度がいちばん聴きやすくかえってリピートしたりするんじゃないかな?
PERSONZ(1987)収録曲
- Midnight Teenage Shuffle
- Burnin' With Love
- Girls,Will Be Girls
- Walkin' Day Dream
- Lucky Star
- Freedom World
- 陽炎達のGOSPEL
- REMEMBER(Eyes Of Children)
- Tomorrow Is Another Day
- Never Surrender
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