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1984年『燃えるロンドンナイト』 All Thought Wasted Years... / ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)

All Thought Wasted Years... (Live At The Marquee)

1984年にリリースされたハノイ・ロックスHanoi Rocks) のライブアルバム

収録曲は1983年12月に、ロンドンのマーキークラブで録音されました。

こちらは1989年再発の日本盤CDで裏ジャケットが、収録曲タイトルクレジットになっているものです。※邦題: 燃えるロンドン・ナイト

Mercury – PPD-1056

日本からロンドンのマーキー・クラブに出向いてLIVE音源を収録してきたという話で、84年当時はアナログ盤も母国フィンランドと日本でのリリース、のちにUK盤やUS盤が発売されたみたいです。

LICK DLP 5/6

上の写真の輸入アナログレコード盤のデザインは何度か変わっていますが日本とは違うデザイン。

こちらは1985年発売のUK盤のLPで2枚組です。

アナログ盤だとトラック1~5がA面、6~9がB面、10~13がC面、14~18がD面となっています。

英語版ウィキによると、アルバムの最初のプレスでタイトル「All Thought Wasted Years」が「All Thought Waisted Years」とつづりが間違っており、再プレス盤は修正されているそうです。

調べてみるとフィンランド盤の最初の白枠のデザインのものは、確かに「All Thought Waisted Years」になっていました。

このアルバムと同じショーを収録したビデオが同時にリリースされましたが、トラックリストが一部異なり、10曲目 Visitor、11曲目 11th Street Kids、13曲目 Lost InTheCityがビデオではカット。

ビデオのほうにはRamones (ラモーンズ) のカバー - Blitzkrieg Bop(ボーカルがラズル、ドラムにマイケルモンロー)が収録されています。

またこのアルバムはライブレコーディングですが、アンディのギタートラックはどう見てもあとから差し替えでレコーディングされたとしか思えない映像と音があっていない部分があり、マイケルのボーカルとドラムはすべて映像とシンクロしているのを見る限り、ギターとベースの一部は差し替えてると思われます。

バックコーラスの安定感もLIVEにしては不自然な感じもします。

また歌っているバックにサックスの音が聞こえる部分もあり、ライブをそのまま収録したものというよりはライブアルバムとしてプロデュースされて作品とみるのがいいのかもしれません。

ハノイは当時全盛期のメンバーによる活動期間が短いですが、ここに収録されている楽曲はまさにベストアルバムのようなセットリストで曲によってはスタジオ盤よりいいものもあります。

レコーディング当時のメンバー

マイケル・モンロー (Michael Monroe) - ボーカル/サクソフォーン
アンディ・マッコイ (Andy McCoy) - ギター
ナスティ・スーサイド(Nasty Suicide) - ギター
サミ(サム)・ヤッファ(Sami Yaffa)- ベース
ラズル (Razzle) - ドラムス

またこのメンバーでの最後のアルバムとなる『Two Steps From The Move』は同年発売ですが、このライブは前年の1983年12月ということもあり、リアレンジされた Don't Never Leave Me 以外は演奏されていません。

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All Thought Wasted Years... (Live At The Marquee) / Hanoi Rocks (1984) 収録曲
  1. Pipeline*1
  2. Oriental Beat
  3. Back To Mystery City
  4. Motorvatin'
  5. Until I Get You
  6. Mental Beat
  7. Don't Never Leave Me
  8. Tragedy
  9. Malibu Beach Nightmare
  10. Visitor
  11. 11TH Street Kidzz
  12. Taxi Driver
  13. Lost In The City
  14. Lightnin' Bar Blues*2
  15. Beer And A Cigarette
  16. Under My Wheels*3
  17. I Feel Alright*4
  18. Train Kept - A - Rollin'*5

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*1:The Ventures のカバー

*2:Hoyt Axton のカバー

*3:Alice Cooper のカバー

*4:The Stooges のカバー

*5:The Yardbirds のカバー

1990年『トラックス・フロム・ア・ブロークン・ドリーム』Tracks From A Broken Dream / Hanoi Rocks(ハノイ・ロックス)

『TRACKS FROM A BROKEN DREAM』は1990年に発売された ハノイ・ロックスのコンピレーション・アルバム

オリジナルのアルバムに収録されていないシングルB面曲などのレア曲や、1986年にBBCでオンエアされたスタジオライブテイク、さらには未発表の音源で構成されています。

こちらは日本で最初に発売された限定盤(PHCR-2)です。

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限定盤はスペシャルデザインレーベル、ブックタイプジャケット

トラックス・フロム・ア・ブロークン・ドリーム

日本ではこのブックレットタイプの限定盤が先にリリースされ、プラケースの通常盤(PHCR-1027)は、あとから発売(収録曲は15曲で同じ)


HANOI ROCKS - Underwater World (Live @ BBC Studios 1984) [HQ SOUND]

当時珍しかったのが、1986年にBBC Friday Rock Showでオンエアされたというスタジオライブテイクの4曲、 アルバムオープニングに置かれた Boulevard Of Broken Dreams、7曲目の I Can't Get It、12曲目 Don't You Ever Leave Me、13曲目 Underwater World です。


録音されたのは解散前の1984年らしいですが、これはライブと違いギターなどはとても丁寧にプレイしていて、シンプルなダビングなしのバンド演奏が聴けます。

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帯には「12インチシングルの裏側に眠る財宝 世界初CD化!」

6曲目 Problem Child だけ アルバム 『セルフ・ディストラクション・ブルース』 に収録されているものと同じものが入っています。
セルフ・ディストラクション・ブルース(K2HD/紙ジャケット仕様)

セルフ・ディストラクション・ブルース 自体が公式には3枚目のオリジナルアルバムとなっていますが、実際にはシングル曲両面を集めたコンピレーションであるため。(しかしどうしてこの曲だけ重複したのかは不明)

似たようなタイプの15曲目 It's Too Late がこの曲と同時にレコーディングされたらしい。


2曲目 Oil And Gasoline はシングルB面曲で、のちにチェリー・ボムズでも再レコーディングされます。
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9曲目 Two Steps From The Move はデモヴァージョンでベストアルバム 『ミリオン・マイルス・アウェイ』(Million Miles Away)に収録されているものとは別テイク。
『ミリオン・マイルス・アウェイ』収録のものが完成形と思われます。

14曲目 Willing To Cross The Ocean はアルバム『 Two Steps From The Move』 に収録されている、 Boiler (Me Boiler 'N' Me) のデモの段階でギターのリフは同じものが使われています。

※本当はテイク違いを聴き比べにしたいのですが、この『トラックス・フロム・ア・ブロークン・ドリーム』 がレア盤で、Spotifyには無いので出来ませんでした。

1.3.4.7.9.10.12.13はのちの 2015年ヨーロッパでリシューされた2枚組の Two Steps from the Move に収録。

2.3.4.5.8.9.10.11.14.15はのちの 2009年日本企画の リップド・オフ-レア・トラックス&デモ~スペシャル・エディション(数量限定生産盤) に収録。


やはりBBC Friday Rock Show のスタジオテイクがやや貴重かなと思います。

Tracks From A Broken Dream / Hanoi Rocks (1990) 収録曲
  1. Boulevard Of Broken Dreams
  2. Rebel On The Run
  3. Oil And Gasoline
  4. Shakes
  5. Malibu Beach Nightmare
  6. Problem Child
  7. I Can't Get It
  8. Do The Duck
  9. Two Steps From The Move
  10. Magic Carpet Ride
  11. I Love You
  12. Don't You Ever Leave Me
  13. Underwater World
  14. Willing To Cross The Ocean
  15. It's Too Late

トラックス・フロム・ア・ブロークン・ドリーム

トラックス・フロム・ア・ブロークン・ドリーム

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新譜購入が少ないため新しい音楽にはついていけなくなってきました。

最近はコロナ禍で膨大な下書きから記事を起していますが、扱ってる内容が自分でも懐かしく思います。

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2020-21 B1リーグ 第29節 サンロッカーズ渋谷 vs 秋田ノーザンハピネッツ

2021年3月28日 日曜日 この日は B1リーグ 第29節 サンロッカーズ渋谷 vs 秋田ノーザンハピネッツ の試合が青山学院記念館で行われました。
新型コロナによる首都圏の緊急事態宣言も21日で解除されましたので夜19時スタートの試合もありますが、この日の試合は17時からでした。

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この試合は結果的に1点差で勝負が決った接戦でした。
サンロッカーズ渋谷 89-88 秋田ノーザンハピネッツ


【ハイライト】サンロッカーズ渋谷vs秋田ノーザンハピネッツ|B1第29節GAME1|03.28.2021 プロバスケ (Bリーグ)

コロナ禍で試合観戦もかなり限定され減りました。またここ数試合で選手チーム関係者などの観戦も増えて試合延期になるカードが増え、スケジュール的に中止せざるを得ない感じになってきて残念なところもあります。

1992年『リーン・オン・ミー~ベスト・アンド・レア』Lean On Me / Hanoi Rock(ハノイ・ロックス)

ハノイ・ロックスHanoi Rocks)解散後に発売された企画アルバムで、前半がベストで後半が解散寸前に録音されていたDEMOの未発表曲となっています。
こちらの日本盤は特別編集で18曲入りですがUK盤は13曲入り仕様。

発売は1992年なので解散から年月は経っていますが、リリースされたタイミングとしては Jerusalem SlimShooting Gallery など各メンバーの活動が活発になって来た頃。

ジャケットは1986年の 『ミリオン・マイルス・アウェイ』(Million Miles Away)と衣装と並びも一緒の別ショット写真が使われていますが、全体的に白いデザインになってるので印象が違います。

1990年には 『トラックス・フロム・ア・ブロークン・ドリーム』(Tracks From A Broken Dream)というレア集をリリースしていますが、そちらはシングルBサイドやBBCセッション音源、既発表曲のデモなどで構成されていました。

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このアルバムの後半12曲目から解散前1985年当時のメンバーでの未発表曲となりますが、ベースのサム脱退後に加入したルネ・バーグ(René Berg) が2曲のソングライティングでクレジットされています。

そのうち17曲目の Rock & Roll はマイケル、ナスティとの共作ですが、15曲目 Fast Car は単独でルネのクレジットになっており、1stアルバムに収録されている Lost In The City を思わせる軽快な楽曲で結構いい感じ。

他に未発表デモで気になるところは12曲目 Life's Been Hard がのちにチェリーボムズのライブアルバムに収録されている楽曲のハノイ・ヴァージョンで、アレンジも曲のサイズも全く同じでこの時すでに完成されています。


Hanoi Rocks - Life's Been Hard

13.Heart Attack はだいぶ先ですが1995年のアンディのソロアルバム Building on Tradition に収録されます。
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14.Menaced by Nightingales は スーサイド・トゥインズ で発表される Silver Missiles and Nightingales の原曲ぽい感じと言われています。
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16.Shame, Shame, Shame はイントロやギターのリフがのちに1992年の シューティングギャラリーの Teenage Breakdown として復活します。
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ここに収録されているデモ7曲は2009年に日本でのみリリースされた Ripped Off - Odd Tracks & Demos リップド・オフ-レア・トラックス&デモ にも収録されております。

ルネとドラムのテリーを含む5人での期間はかなり短いですが、海外では1985年のライブが当時LPのみで発売されております。

1985年解散の時期のメンバー

マイケル・モンロー (Michael Monroe) - ボーカル/サクソフォーン
アンディ・マッコイ (Andy McCoy) - ギター
ナスティ・スーサイド(Nasty Suicide) - ギター
レネ・ベリ (René Berg) - ベース
ティモ・カルティオ (Timo Kaltio) - ベース
テリー・チャイムス (Terry Chimes) - ドラムス

Lean On Me / Hanoi Rocks (1992)収録曲
  1. Tragedy
  2. Motorvatin'
  3. Taxi Driver
  4. Back To Mystery City
  5. Malibu Beach Nightmare
  6. Up Around The Bend
  7. Million Miles Away
  8. Under Water World
  9. Don't You Ever Leave Me
  10. Two Steps From The Move
  11. I Feel Alright (Live)
  12. Life's Been Hard
  13. Heart Attack
  14. Menaced By Nightingales
  15. Fast Car
  16. Shame, Shame, Shame
  17. Rock & Roll
  18. Lean On Me

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