60sec STEREo

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2021年『A LONG VACATION(1981)』40th Anniversary Edition / 大滝詠一

オリジナルは40年前の1981年3月21日にリリースされた 大滝詠一 のアルバム A LONG VACATION ですが、このたび10年おきの最新リマスターリリースで 40th Anniversary Edition として再リリース。

タワレコでだいぶ前に先行予約していて発売日に届きました。

今回も新たなマスターテープからリマスターされた2021年最新リマスターということで、音質の好みはもちろんありますがこれが現状の技術による最高のマスタリング音質ということでしょう。


ちょっだけ聴き比べましたが30周年リマスターのほうが耳になじみ聴きやすい感じもします。

10年の開きがあるので音質的には向上してよりオリジナルに近い感じなのかな?

今回は完全限定生産盤のボックスセット A LONG VACATION VOX もありましたが、購入したのは 2枚組のほうです。

ボックスセットのアナログ盤やブルーレイは評価高いようなのでそっちも気になるなあ。

2枚目の Road to A LONG VACATION は大滝氏本人がDJスタイルでデモ音源や未発表曲を聴きながら誕生秘話を語るスペシャルCDです。

本人不在の中制作された40周年盤ですが、毎回こだわってるマスターが今回どれが使われたとか詳しい解説が知りたいのでこのあと発売されるムック本なども楽しみにしています。

今回このタイミングでサブスクなど配信のほうにも大滝詠一の楽曲が解禁されて、より手軽にアルバムなどを聴きやすくなりました。

ところでサブスク用の音源はCDと同じなのかな?表記は2021になってるから 40th Anniversary Edition なんだろうけど、本人ならここもこだわりそうな感じだが。

永井博のイラストレーションによるミュージックビデオも新たに制作されたようです。

ちょっとしたお祭りのようにロンバケがあちこちに露出しています。


[Official] 大滝詠一「君は天然色」Music Video (40th Anniversary Version)

1986年『シルヴァー・ミサイルズ・アンド・ナイチンゲールス』Silver Missiles and Nightingales / The Suicide Twins(スーサイド・トゥインズ)

アンディ・マッコイ(Andy McCoy)& ナスティ・スーサイド(Nasty Suicide)がハノイ・ロックス解散後、最初に始動させたプライベートユニット で活動時期(楽曲制作や録音)なども チェリー・ボムズ(The Cherry Bombz)とおそらく被っていたと思われる1985年ごろ。

翌1986年にリリースでLP盤はフィンランド、日本以外にもUK、US盤があるのでヒットはせずとも広く出回ったのではないでしょうか。
CDは1989年になってからあらためてリリースされました。(写真は日本盤)


タイトルになってる Silver Missiles and Nightingales はハノイの5枚目のアルバムタイトルにする予定だったようですが、結局そちらはご存知の通り Two Steps From The Move に替わったらしい。

ハノイの最後のメンバーでのセッションとも時期が近いので Silver Missiles and Nightingales に少し似ている原曲と思われるものが、ハノイ解散後の1992年のベスト&レア集 - リーン・オン・ミー(Lean On Me)に Menaced by Nightingales というタイトルで収録されています。
リーン・オン・ミー~ベスト・ア

リーン・オン・ミー~ベスト・ア

Amazon
アコギもしくはエレキギタークリーントーンなどが中心のアレンジ、ドラムやパーカッションなども入っていますが全編通してアコースティックの楽曲で構成。

すべてアンディの楽曲らしいですが、Sweet Pretending、Heaven Made You は チェリー・ボムズに同時期に参加する デイヴ・トレガンナ(Dave Tregunna)との共作クレジットになっています。
デイヴは2曲目 Heaven Made You にもベースで参加。

allenkk.hateblo.jp

Sweet Pretending と7曲目の Coming Down Slow は チェリー・ボムズ のライブアルバムでもセットリストに入っています。


The Suicide Twins - Sweet Pretending - 1986 - Remastered Video + Lyrics

ミュージックビデオは Sweet Pretending のみ存在するようですが、これは母国フィンランドでのTV番組でオンエアされたものがベースなのか低画質の物しか今まで見たことがありません。編集されたものもありますがベースが同じ映像なのではないでしょうか?
この曲には解散間際にハノイのベーシストで、未発表デモ曲ではソングライティングもしていた ルネ・バーグ(René Berg)もリードボーカルでクレジットがあります。

最初に書いた Silver Missiles and Nightingales の原曲ぽいハノイの Menaced by Nightingales はアンディの1992年のバンド Shooting Gallery(シューティング・ギャラリー)でも改めて取り上げようとしていたみたいですが、結局またデモどまりでアルバムには収録されませんでした。


Shooting Gallery (Demos 1991) - Menaced by Nightingales

アンディ自体はSilver Missiles and Nightingales のほうを長いことライブで歌っていて、Menaced~のほうは正式リリースとななりませんでしたが、この曲はハノイよりシューティング・ギャラリーのほうがしっくりくる感じですね。

チェリー・ボムズの記事でもとりあげましたが、Declaration は オケは同じでボーカルのみ差し替え、この曲はチェリー・ボムズのヴォーカリスト アニタ・シェラマー(Anita Chellemah)との共作です。

アルバム最後の Countryfield Inner City Blues はここに収録のものと全く同じものが、なぜかチェリー・ボムズのEPにも収録されています。

いつも多いカバー曲がこのアルバムには無く、逆に The Best Is Yet to Come は のちに サマンサ・フォックス がカバーしていて原曲ともまた違う素晴らしい出来です。※アルバム Samantha Fox(1987)収録

ナスティもアンディ共にボーカルをとってますが、特にハノイでは裏方のイメージがあったナスティがこのアルバムでは思い切りの良い歌声を聴かせてくれます。
※ナスティはこのユニットではNasty SuicideでなくNasty Superstar 名義でクレジットされています。

このアルバムの10曲とチェリー・ボムズのスタジオレコーデイング曲9曲(1曲被りとバージョン違いがあるが)がほぼ同じような時期に録られていたと思うと、結構スタジオに籠ってコツコツやってたのかなと感心します。
アンディも湧き水のように楽曲が湧いて出ていた頃だったんだろうな。

ちなみにMTVアンプラグドが始まるのが1989年だしガンズのアコースティック曲を多く含むアルバム GN'Rライズ も1988年なので、このスタイルに関しては少し早かったというか先取りだったのか。

Silver Missiles and Nightingales / The Suicide Twins (1985)
  1. Dance
  2. Heaven Made You
  3. Declaration
  4. Mainline Service
  5. What a Price to Pay
  6. Silver Missiles and Nightingales
  7. Coming Down Slow
  8. The Best Is Yet to Come
  9. Sweet Pretending
  10. Countryfield Inner City Blues

posted with カエレバ

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1988年『トゥー・マッチ・エイント・イナフ』Too Much Ain't Enough / Andy McCoy(アンディ・マッコイ)

ハノイ・ロックスHanoi Rocks)のギタリスト アンディ・マッコイ(Andy McCoy)の1988年のソロ1作目『トゥー・マッチ・エイント・イナフ』(Too Much Ain't Enough) 日本盤

日本ではファンハウスからのリリース(32GD-7016)で、おそらく再発されていないのでそこそこ貴重ではないでしょうか。


ジャケット写真と同じステッカー付でした。このアルバムの2年ぐらい前にThe Cherry Bombz (チェリー・ボムズ) のほうが自然消滅していますが、記憶違いでなければこのアルバムに収録されている Knee Deep In Sky High は チェリー・ボムズ のLIVE映像(もしくはアンディのレコーディング・ドキュメンタリー)で見た覚えがあります。


最初にアルバムを聴いたときにイントロの部分がギターのリフではなくブラスに代わっていて、前のほうが良かったなと思った記憶があるのです。

ただしこのネットが発達した時代に検索しても出てこないところを見ると勘違いかも知れません。

アンディ自身のミュージックビデオは発見できました。(最近のアンディ伝記映画の映像らしいです)


Andy McCoy: Knee Deep in Sky High

このアルバムは発売から1年ぐらい経ってからCD購入しましたが、もう市場に少なくなかなか在庫を見つけることが出来ませんでした。

高田馬場か早稲田のROCK系のCDレンタルにありましたが、そちらは販売できないということで最初は輸入盤のLPレコードを買って聴いていました。

こちらがそのアナログ盤(Amulet – WISH 24)です。

LPのほうがジャケットも大きいし色合いもなんか今見てもいい感じです。
CDは最終的に下北沢のCDショップで新品在庫を発見し無事購入しました。

10曲入りですがライナー見る限りプロデューサーが選んだミュージシャンでバックを固めてあるようでいつもの破壊力がキレイに収まった感じですが、すべてのギターはアンディが重ねており1曲目の I Will Follow や Knee Deep in Sky High でもエモーショナルなギターソロが聴けます。

ギター以外はしっかり仕事をしている女性コーラスとブラスセクションのおかげで少し大人しい印象。

途中に入るアコースティックな曲は Suicide Twins (スーサイド・ツインズ) でリリースされていた楽曲の流れを感じます。

Suicide Twins (スーサイド・ツインズ)
アンディ・マッコイ(Andy McCoy)& ナスティ・スーサイド(Nasty Suicide)がハノイ・ロックス解散後、最初に始動させたプライベートユニット で活動時期(楽曲制作や録音)なども チェリー・ボムズ(The Cherry Bombz)とおそらく被っていたと思われる1985年ごろ。

Silver Missiles and Nightingales / The Suicide Twins - 60sec STEREo

特にトラディショナルな雰囲気の2曲目 Tell Me A Story はアルバム始まってすぐの2曲目に置かれていますが、アンディらしいルーズなボーカルとアコースティックギターが異質な雰囲気をもつ魅力的な曲。

不思議な映像のミュージックビデオもあります。


Andy McCoy - Tell Me A Story

最近何度か聴きなおしましたが全体的にこじんまりとした大人しさはやっぱり残念かなと思います。

ツインギターじゃないしハノイやチェリー・ボムズのようなライブ感も全くなしとギタリストのソロとしては楽曲の良さは別として地味な仕上がり。

リズム隊がしっかりしてる分、ギターのバッキングもいつもよりキチっと収まったプレイに感じます。
アンディのボーカルも近年のソロより真面目に歌っているような…

相変わらず入手が困難ですが母国フィンランドでは2004年にもCDが再発されているし、現在はSpotifyにも楽曲がありますので是非聴いてみてください。


8曲目 My Mistake は Diana Ross · Marvin Gaye のカバーでアルバム 『Diana&Marvin』 (1973) 収録。

女性ボーカルパートは マーリット・フルメリンタ (Maarit Hurmerinta) というフィンランドのシンガーが担当しているようです。

※アナログ盤では5曲目までがA面で6曲目からB面

第7回 かつしかふれあいRUNフェスタ 参加賞と副賞

かつしかふれあいRUNフェスタ オンライン大会の全員頂ける参加賞のタオルと副賞が送られてきました。
副賞は抽選で当たりました。ミズノのファイスガードです。

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参加費は健康ラン&ウォークで1500円+登録料220円(込) でした。
参加賞は登録者全員が貰えるもので 40cm×110cm のスポーツタオルです。

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ちなみに結果は83.05キロ134位でした。
今回はオンラインでアプリを使用して計測なので気軽に参加できました。