1977年『蒼ざめたハイウェイ』In Color / チープ・トリック（Cheap Trick）

70年代日本では特に人気のあったチープ・トリック（Cheap Trick）のセカンドアルバム『In Color』日本で付けられた邦題タイトルは『蒼ざめたハイウェイ』

CD化されたのは88年らしく、これはUS盤のEK 34884(1990年)です。

それでは少し掘り下げて書いていきます。

そのルックスで人気の高かったロビン・ザンダーとトム・ピーターソンの二人がカッコよくバイクに乗る写真がジャケットに使われていて有名ですよね。

皆さんご存知だと思いますが、ジャケット裏面には残りの二人のメンバーのリック・ニールセンとバン・E・カルロスが自転車に乗ってる写真が使われていて、どちらかというよコミカルな二人が裏ジャケ担当みたいな流れが、このあと発売されるアルバムにも続いていきます。

裏ジャケのCD番号 34884 が上下さかさまに印刷されていますが、これは番号のほうが上で写真とクレジットが上下逆に印刷されています。

日本ではこのアルバム『蒼ざめたハイウェイ』からは"I Want You To Want Me"（邦題：甘い罠） "Clock Strikes Ten"（邦題：今夜は帰さない）の2曲が当時シングルカットされています。

"I Want You To Want Me"のジャケットには「ハードロックファンは注目せよ」「新しい時代のハードロック」などと記載ありますが、実際ジャンル的にはハードさがあまり感じられない気もします。

当時のシングルジャケットを再現したブックレットがついた日本独自のベストアルバム『Greatest Hits -Japanese Single Collection- 』でジャケット写真は見ることが出来ます。

"I Want You To Want Me"は『チープ・トリックat武道館』でのライブヴァージョンのほうが印象が強いかもしれません。

バンドはこのアルバムのレコーディング関して気に入っておらず、1998年に再レコーディングを試みたようですがリリースには至らず。
この頃はアルバム全曲再現ライブ行っており出来が気になります。

しかし英語版ウィキによると2021年時点でもレコーディングが終わってないとのこと。
In Color (album) - Wikipedia

この『蒼ざめたハイウェイ』77年ということもありオリジナルアルバムは10曲入りの収録時間32分しかありませんが、近年何度か高音質盤CDで再発しており、ボーナストラックを5曲収録したものや7曲収録したものがあります。

2017年の40周年記念Blu-Spec CD2のものはボーナストラック7曲で、オリジナルアルバムの10曲はDSDマスタリングリマスターになっているようです。（未購入）

オリジナルのLPでは5曲目の"You're All Talk"までがA面、以降がB面の5曲ずつの収録で正味32分程度の作品となっています。

ちなみにですけど2004年には日本のロックバンド、ジャパハリネット（JAPAHARINET）がシングル『遥かなる日々』でこの『蒼ざめたハイウェイ』を元ネタにしたジャケット写真でCDをリリースしています。

間違って買ってしましそうですね。

こちらは後日入手した『Complete Epic Albums Collection』ボックスセットの紙ジャケ版、見開きのジャケットです。

ハイレゾアルバム FLAC 44.1kHz 24bit

チープ・トリックの作品

輸入盤ですがチープ・トリックのエピック時代のBOXセット『Complete Epic Albums Collection』が2021年1月21日に再リリースされるようでタワレコの予約注文しました。
Cheap Trick/Complete Epic Albums Collection

11月に入りコロナもだいぶ落ち着いてきた感がありますね。