1998年 『Blue Rain』1集 / FIN.K.L(ピンクル)
日本でK-POPがメジャーになる遥か前の1998年にリリースされた、韓国のアイドルグループ FIN.K.L(ピンクル)1集 『Blue Rain』
とにかく地味なジャケットにあるグループとFINE KILLING LIBERTYの文字から、アルバムタイトルと混同し一部販売店では『BLUE RAIN FINE KILLING LIBERTY』表記だったりする。※Spotifyでは『Fine Killing Liberty:Blue Rain』になってました。
1990年代後半、当時の韓国でアイドルグループとして先にデビューしたS.E.S(所属事務所はSMエンターテイメントで日本でも活動していた)
それに対抗してライバル会社のDSPエンターテイメントからデビューしたのがFIN.K.Lですね。
このCDは日本で韓流ブームが起こった2003年頃は、東京でも渋谷のHMVや新大久保のショップなどで、このクィーン2みたいなアルバムジャケットはまだ在庫が流通していました。
この頃はYouTubeも無かったですが、ネットで毎日K-POPアイドルの映像を探して、関西の韓国ネットショップでCDを直輸入したものを通販で購入していました。
当時確かCD1枚が1100円~1300円ぐらいで買えた記憶があります。
大手の外資系CDショップだと2000円ぐらいだったかな?
こちらデビュー作ですが大人しめで渋みのある「Blue Rain」や「Ruby」など冒頭の数曲の暗い印象が強いです。
日本ではポップなものやロック色の強いものが好まれていましたが、韓国ではバラードやR&Bが人気だったようですね。
一部ポップな面もありますが、2枚目以降の他のアルバムと比べてもこの1集だけはやけに地味。
しかしながら、とてもこのジャケを見る限り収録されてるとは思えない超ド級ポップ曲 「私のボーイフレンド 」では、あのミニモ二の先を行くアイドルさを披露したり、方向性が定まっていないのかまだまだ 未完成なグループでした。
(あとから気づいたらミニモニ。は2000年なのでこっちが先か?)
このアルバムからのミュージックビデオは表題曲の「Blue Rain」と「Ruby」も製作されています。
グループの顔というべきリーダーのイ・ヒョリは、この頃からやはり美少女で雰囲気ありますね。
さまざまな意味で全く完成していないオク・ジュヒョンですが、メインボーカルとしてこの頃からひとり(破壊力さえ感じる歌唱力で)ほかの3人を引っ張っていきます。
イ・ジン&ソン・ユリに関しては、戦力にすらならない未完成度が逆にいいのでは?
2005年のデジタルシングルMVや、2019年の復活ステージの映像と比べると、その成長の高低差にビックリです。
当時に比べ今は簡単にYouTubeでテレビ出演時のパフォーマンス映像も見ることができますし、サブスクでもアルバムを聴くことができてとても便利になりました。
下の映像は1999年のファーストコンサートの映像ですので、デビューから1年後です。
個人的にはこのあと発売される2集以降のFIN.K.Lの楽曲のほうが好みです。
1998年5月発売
FIN.K.L(1集) BLUE RAIN FINE KILLING LIBERTY(1998)収録曲
- Blue Rain
- 사랑의 향기 ※愛の香り
- Shadow
- 루비(淚悲) 슬픈 눈물 ※Ruby
- 낙서 ※落書き
- 내 남자친구에게 ※私のボーイフレンド
- 유혹 ※誘惑
- 윙크 (Wink)
- 행복한 약속 ※幸せな約束
- 가 ※行って
- 블루데이 ※Blue Day
CDは4枚のフルアルバムと 韓国で0.5集と扱われる2枚のスペシャルアルバムを発売。 (1枚はフルと同様の内容、1枚はリメイクアルバム) 廃盤になってるため、なかなか手に入れずらい状況です。
FIN.K.Lのアルバム
1998年 『Blue Rain』1集 / FIN.K.L(ピンクル) - 60sec STEREo
1999年 『white』2集 / FIN.K.L(ピンクル) - 60sec STEREo1999年 『S.P.E.C.I.A.L』2.5集 / FIN.K.L(ピンクル) - 60sec STEREo
2000年 『NOW』第3集 / FIN.K.L(ピンクル) - 60sec STEREo
2001年 『Memories & Melodies』第3.5集 / FIN.K.L(ピンクル) - 60sec STEREo
この記事は過去に別のホームページ用に書いたものですが、現在うまく運用出来てないので、こちらに書き直しました。
合わせて他のアルバムも、過去に書きかけた記事や該当のエントリーに修正してUPしてあります。