1990年7月発売メジャーデビューアルバム
JACKS'N'JOKER(ジャクスン・ジョーカー)のアルバムとしては通算2枚目
ハードコアバンドのGASTUNK(ガスタンク)のギタリストTATSUがバンド解散後に作ったバンドJACKS'N'JOKERは新人無名ヴォーカリストのNIXX、インディーズデビュー前には元REACTIONのドラマー梅沢康博、さらにPRESENCEのベーシストRADYこと恩田快人(※脱退後はJUDY AND MARY を結成)を加え、このメンバーで1枚のミニアルバム(インディーズ作)とメジャーレーベルから2枚のアルバム(ほかに8cmCDシングルも)を発表しています。
このメジャー1作目の初回販売はトランプのケースをモチーフにした外箱に入っているものでした。
中にメンバーの写真を使ったポストカードの綴りも入っています。
このバンドはジャケットデザインもTATSUのタトゥーを使ったものが多く、このアルバムの本ジャケもそうです。
アルバムはビクターから1990年7月の発売でしたが、先行で発売されていたインディーズ盤のSHUFFLE AND DEAL(こちらは2月発売)と収録曲で被るものもあります。
実はこっちのテイクよりインディーズ盤のほうが勢いがあり、音も圧倒的に迫力があります。
ギターのテイクも先に出たせいかこちらより気に入っています。
このアルバムはフルアルバムですがメジャー作ということもあり少しまとまった音に収まってるのが少し残念です。
同時期にハードシーンのバンドがいくつか解散し、シャッフルされたバンドが出来て同じようなメンバーで構成されたGRAND SLAM(グランドスラム)と比べると、こちらは男臭いバンドで少し硬派なイメージがありました。
ガスタンク、リアクション、プレゼンスとそれぞれが所属していたバンド時代はよりもブルージーでありながら少しキャッチーな部分もあり時代に合わせた感じもしますが、音はハードよりハードで個々の演奏テクニックもかなりのもので特にギターのTATSUの超絶ギターはインパクトありました。
ちなみにアルバムではここにだけ収録されている3曲目のJOKERは、先にロッキンfという雑誌の封入付録のソノシート(シート状のレコード)に別バーションが収録されており、そちらはインディーズ盤に近いノリの演奏ですごく気に入っています。
残念ながら入手が難しいですが、オークションまたはYouTubeなどでも見つけることが出来ます。