2014年『Alfee Get Requests! 2』/ THE ALFEE
アルフィー・ゲット・リクエスツ・ツー
おなじみTHE ALFEE(ジ・アルフィー)さん。 こちらは2014年セルフカバー(再録音)による異種ベスト盤です。
大御所あるあるで活動期間が長くなるとベスト盤も多くなり、さらにアーティストによってはセルフカバーを年々仕掛けてきます。
これは個人的にはあまり好きな傾向ではないのですが、活動初期の80年代から比較的セルフカバーに関してはフットワークの軽いグループだったりします。
この ALFEE GET REQUESTS! 2 は 2012年のセルフカバーアルバム ALFEE GET REQUESTS に続く第2弾として2014年にリリースされました。
前回の ALFEE GET REQUESTS 封入の応募券によるリクエスト集計からセレクトされた13曲が収録されていますが、ライブ代表曲を最近のアレンジヴァージョンで再レコーディングという前作のコンセプトに加え、リクエストながら一部未発表曲もあり前作よりは希少価値があるかなと思います。
まもなく2番線に... とSUNSET-SUNRISE KISS がスタジオアルバム未発表曲となっており、セルフカバーアルバムでありながらプラスアルファの部分があるのがアルフィーらしいかなと思います。
特に70年代ライブハウス時代の楽曲であるまもなく2番線に...はリクエストにより奇跡の初収録で、この企画が無ければ正式リリースされることは無かったでしょう。
(SUNSET-SUNRISE KISS のライブテイクは映像作品でリリース済み)
オリジナルではセルフアレンジだった楽曲も、前作以上に本田優一郎、鎌田雅人といった2000年代以降共同でアレンジすることが多い外部アレンジャーとの共作となっています。
再アレンジに関してはやっぱりオリジナルのほうが馴染みがあり、その時代時代で色褪せない思い出があると思うので評価は難しい。
近年のほうがより凝ったアレンジやライブで映える曲のサイズ変更など、当然あとから気づいていくものだとは思うのですが、世界観が変わったり装飾が多くなってゴチャゴチャした感じも毎回感じます。
あえて言うならばライブアレンジを意識すると、丁寧さよりもノリの良さ重視し勢いに任せた雑な演奏に聴こえる感じもするのです。
2曲目の From The Past To The Future などはアレンジがほぼ同じながら装飾が取れ良い感じです。
ちなみにROCKDOM -風に吹かれて-は、スタジオテイクではリミックス名義のものも含めて確か5テイク目だと思います。(何回やるんや)
Special CDのサファイアの瞳(Live Arrange Version)は、LIVEアレンジによるスタジオテイクでボーナストラック的な感じで1曲得した気分になりました。
でもホーンアレンジのオリジナル(1987年の2枚舌)のほうがやっぱり好きかな。
Alfee Get Requests! 2 / THE ALFEE (2014) 収録曲
Disc1
- 終わりなきメッセージ
- From The Past To The Future
- まもなく2番線に…
- Shadow of Kingdom
- 至上の愛
- 悲しみが消える時
- ROCKDOM -風に吹かれて-
- LOVE-0=
- SWEET HARD DREAMER
- SUNSET-SUNRISE KISS
- さすらい酒
- 誓いの明日
- Musician 2014
Disc2
- It`s Alright
- 幻想飛行
- アウトロー・ブルース
- 真夏のストレンジャー
- Moonlight Fairy
- 風の詩
- Funky Dog!
- 鋼鉄の巨人
- メリーアン
- 恋人達のペイヴメント
- サファイアの瞳(Live Arrange Version / New Recording)
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