1991年『THE ALFEE THE BEST』/ THE ALFEE
カラオケが貴重なTとEばかりが並ぶタイトルのベスト盤
今回は1991年に発売されたベスト・アルバム THE ALFEE THE BEST(ジ・アルフィー ザ・ベスト)
ここでの収録曲はシングル メリーアン からFLOWER REVOLUTION(1990)までのベストセレクション。
2枚組ですが収録曲は13曲で、DISC2は収録曲のカラオケ・ヴァージョンが13曲そのまま収録。
これが意外と貴重音源であり、これ目当てで所有する価値があります。
ボーカルガイドの電子音の無いカラオケで、ボーカルが抜けている完全なオケで、普段聴こえづらいそれぞれの楽器の演奏がよく聴こえるのです。
このテイクを聴くまで解らなかったギターのアレンジなども聴き取れて、当時は感動したものです。
このベスト盤は同じ2枚組フォーマットで、当時のポニーキャニオン所属のアーティストが、それぞれ同じ時期にリリースした企画ベストでした。

収録曲のうち 星空のディスタンス、夢よ急げ(今回収録曲の中では唯一アルバム曲)の2曲は (new take)として、当時のライブアレンジに近いスタジオテイクでの再録になっています。
オリジナルに勝る演奏とは言い切れませんが、夢よ急げに関してはアルバム『ALFEE』(1983)に収録されたオリジナルはアレンジこそ一緒ですが、ノリが全く違いここでの再録はやむを得ずといった感じ。
この当時のライブを意識した勢いのあるテイクとなっています。
ベスト盤リリースのたびに再レコーディングに挑むのも、このバンドの特徴とも言えますね。
特に星空のディスタンスは、この後も幾度となく再レコーディングに挑んでますが、はっきり言って最初のが一番イイです(ゴメンナサイね)
リリースされた1991年時点で、アルフィーのベスト盤はすでに数多くリリースしており、収録曲もかなり重複しないように配慮したのか、ここに収録されているシングル曲は、アルバム・ヴァージョン(ミックス)のものがかなり選曲されています。(夢よ急げ 以外はすべてシングルA面曲です)
BEST SELECTIONの2枚と、SINGLE HISTORYシリーズは再発もされていて手に入りやすいですが、このTHE ALFEE THE BESTは当時1度だけのリリースなので、やや貴重かと思います。
ケースも両開きではなく、90年代に流行った少し薄くなった2枚組ケースで時代を感じさせます。
カセット(CT)も発売されており Faith of Love までがA面、恋人の歌がきこえる からがB面になります。
※2本組でカセット2はカラオケ
THE ALFEE THE BEST(ジ・アルフィー ザ・ベスト)1991 収録曲
- メリーアン『ALFEE'S LAW』収録アルバムヴァージョン
- 星空のディスタンス (new take)※新録
- シンデレラは眠れない
- FLOWER REVOLUTION
- サファイアの瞳
- Faith of Love『DNA Communication』収録アルバムヴァージョン
- 恋人の歌がきこえる
- 19 (nineteen)『DNA Communication』収録アルバムヴァージョン
- 1月の雨を忘れない
- My Truth『U.K.Breakfast』収録アルバムヴァージョン
- 夢よ急げ (new take)※新録
- ROCKDOM -風に吹かれて-
- SWEAT&TEARS
※注意書きの無いものはシングルヴァージョン
以上DISC1収録、DISC2はそれぞれのカラオケ
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