2007年12月5日にヤマハミュージックコミュニケーションズから発売されたcapsule(カプセル)の最新アルバム「FLASH BACK」今がまさに旬と言われながらも「1年にどんだけリリースするんだ?」と突っ込みたくなる音楽プロデューサー中田ヤスタカ 自身のユニットのニューアルバムです。いつもジャケットデザインやギミックが凝っていますが今回もキラキラした紙を利用した光沢のあるジャケットです。
初期のカプセルと比べるとだんだんPOPさが薄れてきて可愛さは皆無です。全体通して聞くと電子的でありやや暗い感じ印象ですが、インスト曲(ボーカル・レス)とボーカル曲のバランスもいいし時間も40分弱なので飽きずに最後まで聴ける1枚となっています。ただやっぱりボーカル曲はいくらなんでも物足りないかな・・・。ボーカル曲といっても散々いじられてるのでもはやサウンドの一部という印象もあります。何度も通して聴いたが「Electrig Light Moon Light」の後、もう一曲来そうな感じがするところでアルバムが終わる感じがしてならない。今回のアルバムに関してはネットでみてても賛否両論あるようですね。アルバムの中で個人的に一番気に入った曲は「You Are The Reason」でした。
サウンド自体は攻めてる感じがしてなんだかんだ言って「カッコイイ」のひとことです。同日リリースで中田ヤスタカプロデュースのMEGのアルバム「BEAM」のほうはかなりPOPなので、ガールズアーティストへのプロデュースのほうでポップなかわいい要素を発揮して頂き、こちらのカプセルでは自身のやりたい音楽の追求といった使い分けなのかなとも思いますが、ボーカリスト こしじまとしこ ファンとしては物足りない感じもします。