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1992年『MOVE ON/GREEN LIGHT』/ PSYCHEDELIX(サイケデリックス)

ギターストリングスと言えば?

2019年夏、相変わらず暑い日が続きます。最近ではギターを弾く機会もかなり減りましたがやっぱりエレキギター用のストリングスと言えばアニーボールだと思うのです。30年近く永く愛用しているので愛着があります。長く黄緑のレギュラー・スリンキーを使っていましたが最近は低音弦が重く感じてきたのでスーパー・スリンキーも使っています。どっいかというとレギュラーでゲインを稼いでいたつもりでいたのですがレギュラーも張ってみると一番バランスがいいような感じがしました。何よりフィンガリングがしやすい。太い弦使っているほうがカッコイイと思っていた時期もありました。


アニーボール風ジャケット!

ちなみにパッケージが完全密封型に替わったのはいつからなんでしょう?ギター弦のパックと言ったらビニールのパッケージの印象が強い。ここで今日紹介するCDの話に変わりますが日本を代表するギタリスト、Char(チャー)率いるバンド PSYCHEDELIX(サイケデリックス)の1992年発売のマキシシングル MOVE ON/GREEN LIGHT このジャケットデザインが90年代当時のアニーボール風でわざわざビニールケースまで再現している凝りよう。CDラックに収納しづらいので我が家では壁に立て掛けて飾っています。まあ時代と共に少し塩化ビニールケースも劣化してきていますが。

現在所有しているのはSKINNY TOP HEAVY BOTTOMモチーフのオレンジのジャケットCDですが、ほかにもレギュラースリンキーとスーパースリンキータイプもあります。通常弦が個別に入っている内袋も再現されていて歌詞が記載されています。さりげない遊びゴコロ。

本当によく出来たジャケットで上部に描かれた鷹が鶴になっていたり見比べると面白いです。ギタリストやロック野郎が思わずニヤっとする逸品です。いや欧米人のほうがかえって喜ぶんじゃないかな。ジャパニーズイズクレイジー

これはマキシシングルですが、ここに収録されているMOVE ON/GREEN LIGHT の2曲が入っているオリジナルアルバムはサイケデリックスの1st。このバンドはチャーとドラムの故ジム・コウプリー(Jimmy Copley)とベースのジャズロッホリー(Jaz Lochrie)とのプロジェクトでオリジナルアルバムは3枚リリースしてます。のちにジャズは脱退しますがジムとの共同作業は長く続きました。3枚目のstand(スタンド)やリメイクしたSMOKYのマキシシングル(ともに1998年リリース)もカッコよかった。

https://music.apple.com/jp/album/move-on/1259147662?i=1259147674&uo=4&at=1000l337K

最初の2枚よりジムとのユニットになった3rd以降のほうが個人的には好みです。下の商品リンクもアニーボールみたいでしょ?

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1982年『さよならこんにちは』/ 伊藤つかさ

関東を直撃した台風も去り穏やかに夏の終わりも近づいて来るはずなのに今日も猛暑!さよならこんにちは。

さて今日は80年代に活躍したアイドル歌手 伊藤つかさ の 2枚目のアルバム

さよならこんにちは 伊藤つかさ セカンドアルバム

オリジナルは1982年ですがこちらのCDは2013年の再発でラグジュアリー歌謡 X Tower to the People(タワレコ良盤発掘隊)というタワーレコードディスクユニオン限定のシリーズで再発されたリマスタリング盤です。



オリジナルのアルバムのミュージックテープに収録されていた「つかさのおしゃべり」というトークが曲間に入っていたものを再現、おしゃべりの内容も当時15才ならではの甘酸っぱさがあります。

さらにシングルB面のアルバム未収録曲とシングル・ヴァージョンも収録しています。


実は子供の頃初めて買ったLPレコードが、このアルバムでした。
現在ほとんどがCDですが1000枚以上あるアルバムの中で最初に購入し、スピーカー付きのポータブルレコードプレーヤーやカセットに録音したものをモノラルラジカセでいつも聴いていた最初のアルバムなのです。

のちに知ることになりますが、三浦光紀がプロデューサーをつとめたこのアルバムの豪華な楽曲提供陣は、大貫妙子原由子矢野顕子竹内まりや(コーラスでも参加)、加藤和彦坂本龍一高橋幸宏など、アレンジに清水信之大村憲司後藤次利など超豪華で変態的なメンツ(当時は判らんで聞いていたが)ライナーによると、伊藤つかささん本人による希望とのことだが本当だろうか?当時15歳になったばかりの本人も1曲「彼」作詞作曲しています。

この中でもシングルにもなった原由子提供の「夢見るSeason」とても爽やかなメロディで15歳の青春をさらさら歌う名曲。

また曲とアレンジを坂本龍一が担当した「恋はルンルン」は曲中にセリフがあったり個性的でネコもニコニコ。

矢野顕子作詞作曲に後藤次利アレンジの「ともだちへ」はイントロのフランジャーの掛かったベースや、サビの春咲小紅的な持って行き方など様々な変化球を投げてくるいい仕事っぷりです。

あの当時のあの音がこのアルバムにはとことん詰まっているのです。

アルバム通してボーカルがかなりリバーブ掛かっていますがそれがまたいい。

特に「野外コンサート」の残響はなんとも言えない深さ。

やや音質がこもり気味だったのがリマスターされ少し気にならないようになった。

でも全体的にサーーーーーとヒスノイズのようなものが当時から気になります。

カセットで聴きすぎたので脳内再生されているのか?ボーナストラックの「夢見るSeason」のアイドルらしいシングルバージョンも久しぶりに聴くといいですね。

自分的には聴きなれたテクノアレンジのアルバムバージョンのほうがどっちかというと好みです。(フリッパーズギターのカメラ! カメラ! カメラ!がアルバムとシングルでまるでアレンジが違うのに近いものを感じます)両極端ですがどちらも素敵なアレンジです。

ボーナスを含め作家陣の個性もとことん出ていて、曲もバラエティーに富んでいるまさに発掘されるべき良盤です。



さよならこんにちは(2013年リマスター)収録曲
  1. さよなら こんにちは
  2. つかさのおしゃべり1~
  3. 夢見るSeason
  4. 私 I Love You
  5. パジャマ・パーティー
  6. つかさのおしゃべり2~
  7. 恋はルンルン
  8. 野外コンサート
  9. 夕暮れ物語
  10. つかさのおしゃべり3~
  11. 春風にのせて
  12. 風になって
  13. つかさのおしゃべり4~
  14. ともだちへ
  15. リボン飾りのX'マス・プレゼント [ボーナス・トラック]
  16. ~つかさちゃんのおはなし A [ボーナス・トラック]
  17. ~つかさちゃんのおはなし B [ボーナス・トラック]
  18. ~つかさちゃんのおはなし C [ボーナス・トラック]
  19. 夢見るSeason (シングル・ヴァージョン) [ボーナス・トラック]

さよなら こんにちは 伊藤つかさ (TOWER RECORDS ONLINE)
お題「わたしのアイドル」

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1983年『ALFEE'S LAW 』(アルフィーズ・ロー)/ ALFEE

1983年アルフィー遂にシングルヒットを飛ばすか?

当時は頭にTHEが付かなかった日本が誇る御長寿バンドALFEE 7枚目のオリジナルアルバム ALFEE'S LAW (アルフィーズ・ロー)
これは最初に買ったのがLPレコードでのちにCDで購入し直しました。もちろん今でもアナログ盤も所有してます。

このアルバムはグループがフォーク→ニューミュージックというイメージからさらにロックバンドへシフトチェンジしようとしていた時期の作品で、年々すこしづつ強くしてきたロック色を一気にハードなものに変えるきっかけとなったグループ初の武道館公演、これを控えていた時期にレコーディングされたこともあり1曲目からかなり力の入ったHM感が強い。

前作のアルバム ALFEE と比べても1音目のインパクトが違います。
初シングルヒットとなる メリーアン はすでに発売されておりこのアルバムには別バーションで収録しています。
この曲はじわじわとヒットチャートを上がってきており本格的にヒットしたといえるのはこのアルバム発売以降となります。


その印象的な1曲目「ジェネレーションダイナマイト」というとんでもないタイトルのハードロックナンバーですが、当時としては珍しくミュージックビデオが存在。この曲がアルフィーの最初のMVだったと思います。

アルフィー初の武道館公演の入場者全員に配られたビデオテープ(VHSとベータ半々)に入ってたもので、その後バンドはメリーアンのヒットでブレイクし、のちに「ALFEE HISTORY」というビデオに収録されリリース(ただしフルコーラスではない)83年かぁ、我が家にはビデオデッキが無かったなぁ。
それより会場でVHSとベータの2択というのはどうなんだ?

ジェネレーション・ダイナマイト / ALFEE


今となっては笑ってしまうような演出ですが、当時のナイトレンジャーやボン・ジョビもMVの内容はこんな感じでしたね。

このハードなナンバーのイントロのギターリフは KISSの Gimme More に少し似ています。

また全体的な曲調やギターソロのバックは Rainbowの Kill the King を思わせます。
でもこんな曲TV番組で歌うアーティストは当時日本には居なく、記憶違いでなければNHKの音楽番組レッツゴーヤングでアイドルに混ざってこの曲を演奏してました。

それとこのビデオでは普段アコースティックギターの坂崎氏が派手なドラミングを見せていますがこれはロックバンドイメージを出す為の演出上のもので、レコーディングではこの曲でもアコースティックギターを弾いています。(レコーディングでのドラム担当は当時TENSAW(のちにThe TOYS)の富岡義広さん)

2曲目の Mr.Romance も3声コーラスで歌われているが演奏は非常にハードです。

LPでA面にあたる5曲目のメリーアンまでの楽曲が特にハードなものが集まっており、この曲はギターソロもよい。

メリーアンはシングルとは違うアルバムバージョンでライブアレンジではこちらのアコースティックギターのソロパートの尺が長いほうが演奏されるのが普通。エンディングにはアコギとエレキで交互にギターソロを聴かせます。

イントロはよく言われる、ジャーニーに似てますけどね。

B面1曲目の 誓いの明日 は次のベストアルバム PAGE ONE -13 PIECES OF ALFEE に収録されるテイクと同じだと思われますが、なんかリバーブ感が向こうのほうが強く感じます。

マイケルシェンカーみたいなトラベリング・バンド もハードなナンバーで最初の頃良く聴きこんでいた曲です。

ハードながらメロディーもサビの展開もいいですね。最近ではこのような雰囲気の曲が少なく寂しく感じます。

トラベリング・バンド

トラベリング・バンド

ついでいうと当時はMV(ミュージックビデオ)じゃなくPV(プロモーションビデオ)という言い方が一般的でした。

今のようにTVで流れることなんか無かったしどちらかというとレコード店の店頭で流したりあくまでもプロモーション用に作られていました。
つまり「売れているアーティスト」ほどPVが必要なかったとも言えます。

このあとアメリカでMTVのブームが来て日本のアーティストも徐々にMV制作に力を入れるように変わっていきましたが、代表曲になったメリーアンにもそのあとのヒット曲 星空のディスタンス も、ちょうどその少し前でミュージックビデオがありません。

近年ではアビーロード・スタジオで、アナログマスターから96kHz/24bitのハイレゾクオリティで最先端デジタル・リマスタリングを施したというハイレゾ音源が、各音楽配信サイトで購入することができ、これはかなり音がイイです。

ALFEE'S LAW(1983)収録曲
  1. ジェネレーション・ダイナマイト
  2. Mr.Romance
  3. 仮面舞踏会
  4. 幻想飛行
  5. メリーアン (アルバム・ヴァージョン)
  6. 誓いの明日
  7. Crazy Boy & Lazy Girl
  8. 白い夏バレンシア
  9. トラベリング・バンド
  10. TIME AND TIDE

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1989年『天晴』(あっぱれ) / Sadistic Mica Band( サディスティック・ミカ・バンド)

サディスティック・ミカ・バンド 89年の再結成アルバム

木村カエラの参加した2006年のアルバム NARKISSOS (ナルキッソス) の頃はよく記事にしていましたが、このアルバム 天睛(あっぱれ)は1989年4月発売で、モデルの桐島かれんをボーカルに迎えて制作された作品。
シングル Boys & Girls は当時CMでも使われていて印象が強い。
クレジットによるとこの曲にはキーボードで小林武史が参加。

またYMO以降の再結成ということもあり高橋幸宏の楽曲には坂本龍一も参加したりしています。



アルバムの正確なタイトルは天晴ではなく天睛

和風な装いですがアルバム自体は80年代ならでは音もしてますしロック色よりポップ感強め。
イギリスの名プロデューサー、クリス・トーマスが手掛けた「黒船」(1974)が名盤と言われますが、このセルフプロデュースで高橋幸宏 作曲の占める割合も多いこの「天晴」もよいアルバム。ジャケットもカッコいい!


このアルバム収録 高橋幸宏ボーカルの 薔薇はプラズマ がめっちゃ好きでよく聴きました。
時代が違ったらそのままプラズマテレビなんかのCMで使いたかったぐらい。

結局最後の再結成となった2006年のライブでもこの「天晴」からの楽曲は選ばれておらず、この桐島かれんボーカル時代のライブ音源はアルバムタイトルを逆さにした「天晴」というライブ盤と映像作品のみとなります。

Boys & Girls はいつ聴いてもカッコいいなと毎回思う時代を超えたよさがあります。

天晴(あっぱれ)サディスティック・ミカ・バンド 1989 収録曲
  1. Boys & Girls
  2. 脳にファイアー! Brain's On Fire
  3. 薔薇はプラズマ 
  4. 賑やかな孤独
  5. 暮れる想い
  6. 42゜Cのピクニック
  7. ダシール・ハメット&ポップコーン
  8. UN COCO LOCO
  9. 愛と快楽主義者
  10. 7 days, at last!

天晴

天晴

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