今月4月27日は キッス(KISS)の元ギタリスト、 エース・フレーリー (Ace Frehley) の誕生日らしい。70歳かな?おめでとうございます。
なので今日はキッスのオリジナルアルバムの中から1979年リリースの Dynasty (邦題:地獄からの脱出) を紹介。
最初に手にしたのはアナログLPレコード (Casablanca – 9128 024)で1883年の再発UK輸入盤です。
作品自体は1979年リリースなので再発盤は価格を下げたものだと思います。
引っ越し屋のアルバイトをしているときに、あげるので処分で引き取ってくれと言われ持ち帰りました。
30年近く前でしたがその時点でかなりジャケット汚れがありました。
なぜか裏ジャケットの曲順がバラバラに書かれており不思議でしたが、1979年のオリジナル盤も同様のようです。
その後リマスター盤のCDを購入、こちは国内盤で2002年のUniversal Rock定番シリーズ (Mercury – UICY-2362)
帯にもありますがこの前作にあたる ラブガン (1977) は大ヒットアルバムとなり、その後のツアーでメンバーの仲間割れからのソロアルバムという流れを経て制作されたアルバムですが、事前にそれぞれがソロアルバムを制作したため各メンバーが楽曲を持ち込み、レコーディングでも全員集まることも無くバンドらしさが失われたとも言われています。
最終的にはヒット作となるのですが、ここでリードトラックになっている I Was Made for Lovin' You は外部ライターとの共作で書かれたディスコビートを意識した今までのイメージとは違う楽曲だったり、4曲目の Dirty Livin' などもディスコ調でここまでのキャリアの中で異質なアルバムになっています。
帯の紹介もポップ作品と書いてありますもんね。
初期メイク時代のキッスのいいところはハードな面もよいですが、どこか軽快でポップな感じも魅力だと思います。
また最近気が付いたのですが、この I Was Made For Lovin' You に共作クレジットがある デズモンド・チャイルド(Desmond Child)は90年代には エアロスミスのアルバムでも Dude (Looks Like a Lady)、Angel、What It Takes 、Flesh、Crazy 多くの代表曲を手掛けており、またボン・ジョヴィの Livin' on a Prayer、You Give Love a Bad Name など数多くのロック系の商業的に成功を収めた楽曲を提供しています。
I Was Made for Lovin' You は様々なところでインスパイアされた楽曲がありますが、TRICERATOPS(トライセラトップス)の FEVER などはイントロやリズムなどディスコ調の4つ打ちが影響受けているなと思います。
エース・フレーリーはこの頃すでにソロ活動に力を入れたかったようですが、バンドから正式に脱退するのは1983年になります。
アナログ盤ではDirty Livin'までがA面、CharismaからがB面です。
個人的にはA面、1曲目が一番印象強くて後半少し物足りなく感じるアルバムです。
地獄からの脱出 Dynasty / KISS (1979年)
- I Was Made For Lovin' You ※ラヴィン・ユー・ベイビー
- 2000 Man
- Sure Know Something
- Dirty Livin'
- Charisma
- Magic Touch
- Hard Times
- X-Ray Eyes
- Save Your Love
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本日4月27日は、#エース・フレーリー 70歳の誕生日!🎂#KISS のメンバーとして最後に来日したのは2001年の"THE FAREWELL TOUR"でした🎸
— ウドー音楽事務所 (@UDO_ArtistsINC) 2021年4月26日
その東京ドーム公演のライブ盤が「オフィシャル・ライヴ・ブートレグ・シリーズ」の第1弾として6月にリリース予定です🔥
詳細👉https://t.co/0gwrlfK7as pic.twitter.com/2dOlSdGw3i