LINE6アンプシミュレーター デスクトップ型では第2世代 POD XT (2002)
アンプシミュレーター LINE6 (ライン6) の POD XT
これは中古で入手したものなのでちょっと内部は完動ですが、ちょっと外見的にはボロボロです。
デスクトップ型では第2世代といわれるPOD XTは2002年発売でプログラムメモリー数も64まで増え、アンプモデル数は42種類まで、キャビネットも24モデルから選べるように進化(現在のver.3.01はさらに増加)バリバリ現役で今でも使用しています。
エフェクト数がかなり増え45種類に
少し小さい液晶画面つきで細かく数値が表示されかなり凝った作りが出来るのですが、不思議とツマミを動かして音作りする直感性は少し失われた感じがします。
実際エディットする際はPOD 2.0同様にノブを動かしますがアンプモデルとエフェクトのノブが液晶画面だと解りづらく、ガリガリ回して16種類選択していた初期PODのほうが使いやすかった。
特に細かいエディットが必要な時はUSBでパソコンに繋いでソフトも立ち上げPC上で音作りすることが多くなりました。そのほうがわかりやすい。
ビンテージ STOMPBOXのモデリングも搭載
同じLINE6 の製品 DM4 、MM4 、DL4からSTOMPBOX(コンパクトエフェクター)のモデリングが搭載されています。
これでアンプシミュレーターだけでなく前後に繋ぐSTOMPBOXを組み合わせるとことで、様々なビンテージサウンドを作ることが可能になりました。まあその分操作が複雑になったわけです。
特にIbanez のTube Screamer、ProCo の Rat、MXR の Dynacomp、BOSS CE-1 などが使えるのは便利です。欲を言えばTube ScreamerとDynacompが同じセクションなので同時に使えないのが残念です。
ちなみに自分自身も普段からPODの手前にコンパクトエフェクターを繋ぐことも多く、単体エフェクター+PODのアンプシミュレーター+空間系エフェクトという順番で音作りすることも多いです。
セクションもSTOMP、MOD、Delayと分かれており前段のComp/Gate、後段のReverbと組み合わせるとこれ一台でかなりの音が作れます。(アンプを含め接続順を入れ替えることが出来るものもあります)
LINE6のディレイモデラーDL4も所有していますが、簡単なセッティングだったらこのPOD XT一台で完結することも多いので便利です。
またフットコントローラーののFBVシリーズと組み合わせるとパッチの呼び出し以外にも、各STOMPBOXのオン/オフも実際にペダルを踏むように操作できます。
ノブが多くなり長く使用しているとガリが出てきたので分解洗浄してみました。
すべてのノブと裏面のネジを外すとこのように1枚の基盤に端子類とボリュームポットが載っていました。
ポットの洗浄できるところは接点復活剤を使用しました。
デジタルの数値がガリが出てくると安定しなくなるのですが、分解して洗浄したら改善され、まだまだこの先使用できそうです。
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