Richie Kotzen (リッチー・コッツェン)が電撃加入し1999年に発売されたMr. Big(ミスター・ビッグ) 5枚目のアルバム 。
正直オリジナルメンバーが好きな人には、あまり受け入れられなかった印象があります。
この頃リッチーのソロ名義のアルバムは全部聴いてていた自分には好きな作品でした。
この頃はトランスルーセントという半透明なカラースケルトンブームでCDもカラーケースがお洒落で流行っていました。
こちら日本の初回盤も何故かピンクのカラーケース。
MDが流行っていた頃で友人から録音してもらったものをよく聴いていた記憶があるので、CDは後から中古で入手だったかな。
ミスター・ビッグのギタリスト=Paul Gilbert(ポール・ギルバート ) のイメージも強く、ベースのBilly Sheehan(ビリー・シーン )との高速ユニゾンプレイなどスピード感あるHMで人気がありましたが、こちらのアルバムではややブルージーでラフなリッチーのギターが前面に出ています。
この辺が好き嫌いの分かれ目だとも言えますが。1曲目のElectrified(エレクトリファイド)は少しだけヘビーでスピード感あるかなという程度。
でもギターソロ→ベースソロ→ユニゾンプレイなどがありカッコよかった。
4人のメンバーのうち2人がすでに短髪です。2曲目のStatic(スタティック)はボーカルのEric Martin (エリック・マーティン)とリッチーのツインボーカルでソウルフルな渋い声を聴かせてくれます。
この年はこのアルバム以外にもソロ作品、ユニット作を含め4枚もアルバムを発表している脂の乗った時期で、割とリッチーの趣味にバンドが近づけてる楽曲が多いと思います。
ギターも癖があり乾いたシングルコイルの音が、これまでのミスター・ビッグとはイメージがちょっと違いましたね。
本当に好き嫌いが分かれるアルバムかと思います。
結局この編成は長く続かず次のアルバムとミニアルバムの計3枚で一度解散、2009年にギタリストをオリジナルメンバーのポール戻し復活します。
このバンドはやっぱりそっちのほうがしっくりくるみたいでした。
リッチー在籍時は第2期Mr. Bigと言われるようです。配信でもランキング下のほうになる作品ですが、いまでも好んでよく聴くアルバムです。
今回記事を書くにあたってオフィシャルのミュージックビデオを探しましたが見つからなかったです。
日本で開催され出演した1999-2000カウントダウンコンサートがWOWOWで生中継されたこともあり、このアルバムの楽曲のライブ動画は多く見つかります。
この中継当時録画しましたが、生中継で音も映像も良くなかったのを思い出しました。