80年代のキャニオンレコード企画盤CD
既発表の音源をSEで繋げた1986年発売のコンピレーションアルバム
先日i Tunes Music Store に THE ALFEE(アルフィー)の PONYCANYON(旧キャニオンレコード)時代の旧譜が追加されましたが、アーティストのダウンロード曲ランキングを見ると「星空のディスタンス」「メリーアン」「恋人達のペイヴメント」といった80年中盤のヒット曲が上位にランクイン。
やはりアルフィーといえば「星空のディスタンス」といったイメージが強いのか?最近の曲を抑え1位に輝いている。
これはいいのだが今回1位になってる音源は1986年発売のコンピレーションアルバム「NON-STOP THE ALFEE」というレコード会社企画のCDの音源になっている。
もちろん収録されているのはオリジナルの音源ではあるのだが、このCDは当時のキャニオン所属のアーティストの楽曲(ヒット曲)を、曲間にSEや効果音、さらには繋ぎのいい適当なBGMで無理やり繋ぎ合わせた、まさにノンストップで聴ける1枚のBEST盤のCD(CTでも販売)。
この当時は今のようにすべての楽曲がCD化されてなかったり、いわゆるアナログレコードから乗り換え始めてるリスナーが多い時期でとりあえずCD購入はベスト盤からという人も多かった。
こういった企画CDがよくリリースされており当時はCDでノンストップで好きなアーティストの曲が連続で聴けて楽しかった。
しかしこれがノンストップがゆえに前後の曲の繋ぎのSEが楽曲のイントロ、アウトロに被っており、つまり現在の音楽視聴環境のように一曲づつ購入して視聴するには向かないヴァージョンの音源だと思うのです。
しかも今風にいう「いい繋ぎ」ではなく効果音で重ねただけという正直適当な仕事。
なのでほかにもベスト的なコンピレーションアルバムは多くあるのに、なぜこれがi Tunes Music Storeになぜあるのかが疑問。
とにかくCDでコレクションするならともかく1曲単位でダウンロードするのであれば「星空のディスタンス」はTHE ALFEE SINGLE HISTORY Vol.Ⅱ(シングルベスト)もしくはSingle(こちらはもちろんオリジナルジャケット付き)をダウンロード購入するべきだと思うのです。
個人的にはこのアルバムに収録されている楽曲のオリジナルテイクはアナログ盤でしか所有していなかったため、この当時は高音質のCDで聴きたかった楽曲も多かったので当時発売日に予約して購入しました。
それでもSE追加でオリジナルより良いなと思うのは「悲しき墓標」のバイクの音でしたね。(イントロ部分なので下のサンプルでは解らない)
CT(ミュージックテープ)では STARSHIP -光を求めて- までがA面、
SWEAT & TEARS からがB面になります。