いわゆる渋谷系のバンドとして一部ファンに絶大な人気があったシンバルズ、残念ながら解散してしまいましたがボーカルを務めていた土岐麻子のソロアルバム「Debut」が最近発売されました。シンバルズ時代は沖井礼二のサウンドばかり注目されてましたが個人的にバンドの魅力はやはり「声」でした。ビブラートのかからない囁く様な歌い方が好きでした。どっかで見たことのあるアルバムジャケットはビョーク風です。
バンドが解散した後のスタンダードジャズシリーズ「standards~土岐麻子ジャズを歌う~」もとても良かった。バンド時代とは印象を変えた歌い方で一般的なジャズボーカリストとは違いますが、ジャズサックスプレーヤーの土岐さんの父がプロデュースしていた作品ということもあり、選曲も声質に合ってた。ボーカルの表現力、技術も向上していたしバックのジャズミュージシャンによる演奏も素晴らしかった。これ以外にも他アーティストとのコラボレーションなどを経て今回のソロデビューアルバム発売となりますが、この「Debut」ではジャズシリーズとは趣向を変えてきました。
やさしいボーカル中心の大人しめのサウンドでキリンジの掘込氏が楽曲提供しているこの「ロマンチック」でも今までに無い魅力が出てます。映像でも出てきますが休日に落ち着くカフェで聴きたくなるような楽曲です。
歌詞には「それは突然の魔法 干からびてく乱暴な甘さのケーキ」なんて攻撃的なお洒落ワードも登場します。今回のアルバムiTunes Music Storeでダウンロードすると限定トラック付。
曲目リスト
1. ロマンチック
2. 私のお気に入り
3. ウィークエンドの手品
4. Under Surveillance
5. 夕暮れよ
6. プラネタリウム
7. Takin’ It Slow
8. ブルー・バード
9. It’s a Short Life

- アーティスト: 土岐麻子,いしわたり淳治,リン・ホブデイ,クリヤ・マコト,大石学
- 出版社/メーカー: AMC受託その他メーカー
- 発売日: 2005/09/07
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 92回
- この商品を含むブログ (163件) を見る
ブログランキング参加中です。応援よろしくお願いします。