現在、新宿の都庁が聳え立つ新宿都有3号地
THE STREET SLIDERS (ストリートスライダーズ) が1986年8月に行ったライブの映像作品「摩天楼のダンス天国 」 がDVDで発売されているのをタワレコ オンラインで知り、懐かしさのあまり購入しました。
YouTube でライブ映像を漁ってて見つけた「都有3号地LIVE」の映像をフルで見たくなったのです。
楽曲も演奏も文句なしにいいのですが一つ問題があり、当時流行のエフェクト手法で映像の加工処理がされていて少し見づらいです。
決してモノクロではないのですが、カラーも良く出てなくて古いビデオ感がありますね。
カメラワークも今の感覚からし たらなんか変で、シンプルなLIVE映像だけに直せたら文句なしです。
この野外ライブが行われている新宿都有3号地は、1986年当時はまだ都庁が立つ前で空き地 でした。
現在の新宿副都心に都庁のビルが出来たのが90年らしいので、まだ工事が行われる前だと思います。
このスライダーズもそうですが、新宿都有3号地ではほかにも伝説的な野外コンサートが同時期に行われており、ウォーター・ロック・フェスというイベントではBOØWY のバンドを中心に次々にゲスト参加する形で、44MAGNUM (当時ボウイと同じ事務所だったか?)や、当時交流のあった吉川晃司(もちろんコンプレックス前でまだまだアイドル寄りだったころ)、山下久美子 (こちらは新婚だったころかな)、そして大御所の大澤誉志幸などが出演し、後日NHK で「ロックステージin 新宿86」というタイトルで地上波放送しています。
VIDEO www.youtube.com
都有3号地というとこのボウイのLIVEで覚えている方も多いでしょう。
BOØWY のステージ部分は『“GIGS” BOX』というBOØWY の映像作品集でDVD化済み。(それ以外のNHK 放送分はYouTube でも確認できます)
スライダーズのライブはメンバーがだらだら登場して、楽器の音だしやチューニングをそれぞれ調整して、徐々に曲に入っていく感じが何ともルーズでカッコいいです。
この頃ニューミュージックからロックへ時代が流れていき、後にバンドブームまでありますが、意外とツインギター バンドは珍しく、それ程歪んでいない2本のギターがルーズにかき鳴らされるスタイルはシンプルなはずですが、このスライダーズ印象的でした。
武道館ライブアルバムのTHE LIVE !~HEAVEN AND HELL~ もカッコいいライブアルバムで、当時よく聴いていました。
アルバムは聴きやすい「天使たち」 と、同アルバム以前の初期作品にリミックスを施した「REPLAYS」 がお気に入りでした。
allenkk.hateblo.jp
「REPLAYS」にも収録されていた「のら犬にさえなれない」 名曲です。
ツインギター ですがボーカルのハリーはオープンチューニングを多用していて、曲によってギターを替えているので多様なオープンチューニングを使っていたかもしれません。
当時ギターマガジンなどの特集で記憶にあるのは、「6弦を鳴らしたくないから初めから外して5弦のオープン」だったはず。
The Street Sliders / のら犬にさえなれない
この映像作品は先にも書きましたが、加工処理がいろいろされていてそのレトロ感もいいのですが、もし元の収録映像が残っているならばノンエフェクトで演奏をしっかり見てみたいなと思う作品です。
とにかく当時のバンドの映像作品が現在の高画質で甦ったりアップグレードされ、いろいろなバンドの貴重映像を見てみたいと切に願いますね。
摩天楼のダンス天国 / ストリート・スライダーズ 収録曲
すれちがい
のら犬にさえなれない
マスターベイション
Blow The Night!
Baby,I’m Really Down
TIME IS EVERYTHING TO ME
Back To Back
So Heavy
TOKYO JUNK
Party Is Over
SLIDER
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